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万葉集とは?内容を簡単にまとめてみた!より深く理解するにはコレ!

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新元号が令和になり、にわかに日本が盛り上がっています!

そして令和になった由来として万葉集に注目が集まっています。

 

万葉集の一般的な認識では

  • 古い本じゃね?
  • 何か俳句的なものが書いてある

という印象を万葉集に持っている方が多いのではないでしょうか?

 

なので、今回は万葉集について

  • 万葉集とは何?
  • 万葉集の内容は?
  • 今も読めるの?

この辺りをまとめてみました!

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万葉集とは何?簡単に言うと?

まず最初に、万葉集とは何か?というところから。

 

万葉集は「和歌」が書かれた書。

その歴史は古く、7世紀後半から8世紀後半にかけて作られた和歌が収録されています。

 

万葉集に収録されている歌は4500首以上!

歌は様々な身分のものがあり

  • 天皇
  • 貴族
  • 下級官人
  • 防人

などなどバラエティー豊か。

 

その時の時代背景なども万葉集から垣間見れるため、歴史好きの方に熱い支持を得ています。

 

万葉集の意味ってどんな意味?

万葉集というタイトルには諸説のあります。

 

まずは

「万の言の葉」

という意味。

分かりやすく言えば

「たくさんの歌が集められてるよ!」

という意味でしょう。

ある意味わかりやすいですね(笑)

 

もう一つが

「万世にまで末永く伝えられるべき歌集」

という説。

個人的にはこちらの方が何だかしっくりきます。

 

現代風なタイトルだと

「後世に伝えたい!和歌ベストセレクション」

みたいなものだと勝手に解釈しています(笑)

 

万葉集についての動画もあったので見てみるとさらに理解が深まりますよ!

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和歌って何?

万葉集に収録されているものは

「和歌」

と呼ばれる歌が収録されています。

 

では和歌というものがそもそも何なのでしょう。

 

めちゃめちゃ簡単に言うと

「五・七・五・七・七の三十一文字で構成されている文章」

という事になります。

 

最近では俳句を詠むテレビ番組も人気なので、なんとなくわかる方も多いのではないでしょうか。

 

和歌には使わなければいけない「枕詞」というものがあり、代表的なものでは

  • たらちねの
  • うばたまの
  • ちはやふる

などの物があります。

枕詞を理解すれば和歌もグッと楽しくなりますよ♪

 

新元号「令和」の由来となった万葉集の歌は?

4月1日では新元号「令和(れいわ)」が発表されて世間をにぎわせました。

そして令和の由来となったのが万葉集。

 

では万葉集のどの歌が令和の由来になったのでしょうか?

 

令和の由来となったのは万葉集の

「梅の花の歌、三十二首の序文」

になります。

そこでは

天平二年正月十三日に、師(そち)の老(おきな)の宅(いへ)に萃(あつ)まりて、宴会を申(ひら)く。

時に、初春(しよしゆん)の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和(やはら)ぎ、

梅は鏡前(きやうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き、

蘭(らん)は珮後(はいご)の香(かう)を薫(かをら)す。

加之(しかのみにあらず)、曙(あけぼの)の嶺に雲移り、松は羅(うすもの)を掛けて蓋(きにがさ)を傾け、

夕の岫(くき)に霧結び、鳥はうすものに封(こ)めらえて林に迷(まと)ふ。

庭には新蝶(しんてふ)舞ひ、空には故雁(こがん)帰る。

ここに天を蓋(きにがさ)とし、地を座(しきゐ)とし、膝を促(ちかづ)け觴(かづき)を飛ばす。

言(こと)を一室の裏(うら)に忘れ、衿(えり)を煙霞の外に開く。

淡然(たんぜん)と自(みづか)ら放(ひしきまま)にし、快然と自(みづか)ら足る。

若し翰苑(かんゑん)にあらずは、何を以(も)ちてか情(こころ)を述(の)べむ。

詩に落梅の篇を紀(しる)す。古(いにしへ)と今(いま)とそれ何そ異(こと)ならむ。

宜(よろ)しく園の梅を賦(ふ)して聊(いささ)かに短詠を成すべし。

出典・http://manyou.plabot.michikusa.jp/manyousyu5_815jyo.html

このように詠まれています。

 

どういった意味なのかというと

天平二年正月十三日に、大宰師の大伴旅人の邸宅に集まりて、宴会を開く。

時に、初春の好き月にして、空気はよく風は爽やかに、梅は鏡の前の美女が装う白粉のように開き、蘭は身を飾った香のように薫っている。

のみにあらず、明け方の嶺には雲が移り動き、松は薄絹のような雲を掛けてきぬがさを傾け、

山のくぼみには霧がわだかまり、鳥は薄霧に封じ込められて林に迷っている。

庭には蝶が舞ひ、空には年を越した雁が帰ろうと飛んでいる。ここに天をきぬがさとし、地を座として、膝を近づけ酒を交わす。

人々は言葉を一室の裏に忘れ、胸襟を煙霞の外に開きあっている。

淡然と自らの心のままに振る舞い、快くそれぞれがら満ち足りている。

これを文筆にするのでなければ、どのようにして心を表現しよう。中国にも多くの落梅の詩がある。

いにしへと現在と何の違いがあろう。よろしく園の梅を詠んでいささの短詠を作ろうではないか。

出典・http://manyou.plabot.michikusa.jp/manyousyu5_815jyo.html

この当時では梅の花はかなり貴重なもの。

その梅の花を見る宴が行われたそう。

大宰府は外国のいわば窓口、なので梅などもいち早く入ってきたのでしょう。

 

その梅について思いを馳せ、語る様子を表現しながら

「いにしへと現在と何の違いがあろう」

と記しています。

中国では梅に関する記述が多く残っていたので、そこを意識していると思われます。

奥深いですね!

 

こうした部分を理解すると「令和」の背景も少し見えてくるのではないでしょうか?

 

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まとめ

令和の由来になったことで注目を集めている万葉集。

そもそも万葉集がどういったものなのか。

万葉集の内容についてまとめてみました。

 

万葉集から当時の時代背景や考え方などが知れて面白いですね!

現代とのギャップを理解するにはやはり過去の文献を読むのは意義のある事。

 

これを機に万葉集に触れてみてはいかがでしょうか?

 

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以上

万葉集とは?内容を簡単にまとめてみた!より深く理解するにはコレ!

でした、最後までお付き合いありがとうございました。

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