電通の鬼十則が高橋まつりを追い込んだ?鬼十則の内容は何?
2016/10/24
電通に勤務していた高橋まつりさんが自ら命を絶った事件。
現代社会の闇をまさに表すような事件として、多くのニュースやマスコミが取り上げました。
高橋まつりさんを自ら命を絶つほどに追い込んだのは、会社の前社長の遺訓「鬼十則」も原因ではないかと囁かれています。
名前を聞くだけでも過酷そうな鬼十則。
電通の鬼十則が高橋まつりを追い込んだのでしょうか?
その鬼十則の内容は何?
調べてみました!
電通の鬼十則って何?どんな内容?
電通に伝わる「鬼十則」
この鬼十則は
第4代吉田秀雄社長の遺訓とされています。
吉田英雄社長は「広告の鬼」とも呼ばれ、電通の発展に大いに貢献した人物だそうです。
この吉田英雄社長の遺訓「鬼十則」は電通の社員手帳に掲げられている程、会社に浸透しています。
おそらく、全社員の共通認識がこの鬼十則だったのだろうと想像されます。
また、今回犠牲になってしまった高橋まつりさんもこの鬼十則の対象になっていたのは間違いないでしょうう。
鬼十則の内容は
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という内容です。
鬼十則について詳しい内容はこちらの動画をどうぞ
この鬼十則が定められた正確な日時などは分かりませんが、吉田英雄社長が亡くなったのが1963年ですので手帳に乗って全社員の共通認識となったのは何十年にもなるかと思います。
それほどまでに長い間、電通の鬼十則は社員の精神に刷り込まれていきました。
鬼十則は現在に適しているのか
鬼十則はあくまで数十年前の吉田英雄社長の遺訓。
現代までの間に多くの法の改正や、時代の流れによる仕事への認識の変化などがあります。
長きに伝わる鬼十則を現代に当てはめてしまっては無理が生じてしまうのではないか?
と個人的には思ってしまいます。
高橋まつりさんも、この鬼十則によって精神的に疲弊をしていったのではないでしょうか。
特に、5番目の
取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは。
という部分では、現代の若者たちには全く適さない内容かと思います。
結果的に高橋まつりさんは電通によって自らの命を絶ってしまいました。
命を絶つ間際のTwitterでの投稿は、目的完遂までの情熱等ではなく「会社への不信感、憤り」などが多く綴られていました。
しかしながら、電通側がこのような鬼十則を設けていることによって高橋まつりさんを追い込む形になってしまったのでは?
殺されても離すななんて、比喩ではありますがそこまで命を懸けてまで仕事に取り組んでいる方は少ないでしょう。
やはり、鬼十則は現代には適さない足枷となってしまっているのでしょうか。
仕事を失敗しても8番の
自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
と言われて突き放され「手帳にまで書いてあるんだからちゃんと守れ」などと自分が言われてしまったら、会社に不信感しか残らないと思います。
繰り返すようですがこの鬼十則は、おそらく仕事の取り組む姿勢についての遺訓だと思いますがそこまで現代の若者は仕事へは合わないように感じられます。
確かに、鬼十則を適切に守って行動すれば結果は出るでしょうが、メンタルが弱かったり要領があまりよくない方にはただただ不満不平を生むだけの規則になってしまう木がします。
まとめ
ここになって、ピックアップされてきた鬼十則。
内容は発展途上時だった電通の労働環境では適していたかもしれませんが、現代においては首をかしげる部分が多いと感じます。
高橋まつりさんの弁護士も、そういった部分で鬼十則を指摘しています。
人を活かすのが社訓であって、それを殺す社訓であってはいけないものだと私個人は感じます。
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