イチロー引退会見！動画や内容全文書き起こし！質問もまとめてみた！
2019/03/28
目次
イチロー引退会見内容書き起こしと質問その4
台湾の元チームメイトの事や野球の魅力といった質問へと移行していきます。
ディープな話は続きます。
台湾の皆さんに伝えたい事はありませんか？
チェンが元気か知りたいですね。
チェンチームメイトでしたから、チェンは元気にやってますかね？
（頷く記者）
あー、それが聞けて何よりです。
（台湾に行く予定は）
今の所は予定は無いですけどね。
でも以前に行ったことはあるんですよ。
一度行ってすごく優しい印象でしたね。
心が優しくて良いなぁって思いました。
後輩たちに託したいものとか、託すものってありますか？
うーん・・・。
雄星のデビューの日に僕はこの日を迎えたというのは
何かいいなぁって思っていて。
もう
「ちゃんとやれよ」
って想いですね。
短い時間でしたけどもすごく良い子で
色んな選手見てきたんですけど
「左ピッチャーの先発」
って変わってる子が多いんですよ、ホントに。
天才肌が多いっていう言い方もできるんですかね。
アメリカでもまぁ多いです。
「こんなに良い子いるのかな？」
って感じですよ、今日まで。
でもキャンプ地から日本に飛行機で移動してくるわけですけども
チームはドレスコードで、服装のルールが
「黒のセットアップ」
ジャージのセットアップでOK。
長旅なので出来るだけ楽にという配慮ですけど。
「雄星、俺たちどうする？」
ってアリゾナを発つときは良いんだけど日本についた時に
「流石にジャージはダメだろう」
って二人で話してたんですよね。
「そうですよね、イチローさんどうするんですか？」
「僕は中はTシャツだけどセットアップで一応ジャケット着てるようにしようかな」
「じゃあ僕もそうします」
って雄星が言うんですよ。
キャンプ地を発つときのバスの中でみんな
僕もそうでしたけど黒のジャージのセットアップで。
みんなバスに乗り込んできて、雄星と席が近かったので
「雄星これやっぱダメだよなぁ、日本についた時にこれは・・・メジャーリーガーダメだろ」
ってバスの中でも言ってたんですよ。
まさかのあいつ羽田着いた時に黒のジャージでしたからね。
「いや、これ大物だな！」
と思って。
ぶったまげました。
本人にはまだその真相は聞いてないんですけど。
何があったのかはわからないですけど
「やっぱ左ピッチャーは変わったやつが多いなぁ」
って思ったんですよ。
でもスケール感は出てました、頑張ってほしいです。
翔平はもう、ちゃんとケガを治して。
スケールも物理的にも大きい訳ですし。
アメリカの選手にサイズ的に劣らない。
あのサイズであの機敏な動きが出来るってのは
居ないですからね、それだけで。
世界一の選手にならなきゃいけないですよ。
野球の魅力はどんな所？
野球の魅力ね・・・うーん・・・。
「団体競技」
なんですけど
「個人競技」
という事ですかね。
これが野球の面白いとこですかね。
チームが勝てばそれが良いかと言えば全然そういうことは無いですよね。
個人としても結果を残さないと生きていくことは出来ないですよね。
本来はチームとして勝っていればチームとしてのクオリティが高いはずなので
「それで良いんじゃないか」
という考え方もできるかと思うんですが
決してそうではない。
その厳しさが面白いところかなぁ、というか魅力であるのは間違いないですね。
後は
「同じ瞬間が無い」
という事、必ずどの瞬間も違うという事。
これは飽きが来ないですね。
イチローの居ないメジャーをどう楽しんでほしいか？
2001年に僕がアメリカに来てから2019年現在の野球は全く違う野球になりました。
「頭を使わなくても出来てしまう野球」
になりつつあるような・・・。
選手も現場にいる人たちはみんな感じてる事だと思うんですけど。
これがどうやって変化していくのか。
次の5年10年、しばらくはこの流れは止まらないと思うのですけど。
本来は野球というのは・・・
いやダメだな・・
これ言うとまたなんか問題になりそうだな・・・。
頭は使わないと出来ない競技なんですよ。
でもそうじゃなくなっているのがどうも気持ち悪くて。
野球の発祥はアメリカですから、その野球がそうなってきているという事。
危機感を持っている人って結構いると思うんですよね。
だから日本の野球がアメリカの野球に追従する必要って全くなくて。
やっぱり日本の野球って頭を使う面白い野球であってほしいと思います。
アメリカのこの波は止まらないので。
せめて日本の野球は
「決して変わってはいけない事」
「大切にしなくてはいけない事」
を大切にして欲しいなと思っています。
オープニングゲームの事とか思い出しましたか？
長い質問に対して大変失礼なんですけど
無いですね。
次のページではイチロー選手の「成功」について語られます。
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